ヒプノセラピー体験記 （NO.１１) 古代エジプトの国王と息子の争いと愛
古代エジプトの王と息子である後継者。お互いに深い愛がありながら、想いが通わずに、それぞれの守りたい正義を貫き通し、親子で戦いが起きてしまう壮絶な前世の物語でした。
セッションでは、国を守ろうとする王と後継者息子、それぞれのやり方や大切なものの違いから、お互いが理解出来ずに、親子の争いから反乱がおき、息子は父との争いに負けて、生きたまま埋葬されているシーンから始まりました。セッションを受けている方は息子。土をかぶされとても苦しんでいました。
父でもあるエジプトの王は、人々に肉体労働をさせ、病気の人も無視しているような、横暴で冷たく見える王。
一方息子は病気している人を放っておけない、そんな人々をケアしていくことで国もさらに反映していくと感じて、人々にも慕われています。
息子は、町の人々が苦しんでいること、国がこのままではバラバラになること、権力だけで納めないでほしいこと、いつか反乱してしまうことを、父である王に伝えます。
しかし、王は聞く耳を持たず、権力で国を治めていくことをやめようとしません。
息子は憤りを感じていきます。
そして、国を治める権利を争うようになり、親子で戦いが起きました。
父の護衛はたくさんいたので、その戦いは息子が負けてしまったのです。
そこで、セッションでは、父が国を治めていく本当の想いや、息子への思いを知るために、父の意識の中に入ってみました。
「息子の本当に大切にしたい気持ちはわかる。まっすぐな国を私も作りたいと思う。でも、国をまとめるには権力も必要。いくら正しくても、小さい力はつぶされる。たくさんの人が集まり大きなものを作らなければ、国は守ることはできない。
人々がまとまるには、合っている、間違っていることなど関係ない。
それで、国を守ることができるのなら、私は一人悪者になることはかまわない。
息子の思うようにしていくことで、国のたくさんの命を犠牲にしていくことになる。多くの国民を守ることが私の大切なことだ。」
そして、国王は、その後、息子のやり方で、国を作っていくことが本当にできるか疑問を抱きます。そして、セッションで息子が納めていく未来を見に行きます。
すると、未来は、、、そして国のすべてがなくなってしまっていました。息子が敵と戦い、皆を守ろうと最前線に立ち、皆を守ろうとして亡くなってしまった姿がみえます。
王は、国を守ろうとして最前線で亡くなった息子を嘆き悲しみます。そこで、本当に愛していた息子への思いを感じていきます。
若さゆえにこのような結果になったと人間はおろかだと、感じていきます。
そして、王はまた息子と争う前のシーンに戻ります。次は、もしこのまま息子と喧嘩をし続けていくとどうなっていくのかを知るために、その未来へと意識を向けていきました。
すると、父である王が息子と争っているシーン。護衛も多く、勝てる見込みもないのに、立ち向かう息子。そして、そして、父は国を守るために心を痛めながらも息子に勝つしかなく、息子を埋葬していくことに繋がっていくことを知ります。
そこで、父は感じます。
どちらにしても、息子は死んでしまうのなら、息子の思うような平和で、幸せな国を作りたいと感じるその思いを大切にして、息子に国を任せていきたいと心の変化を感じていきます。
お前の作りたい国を作っていけばいい。理想をかなえていくことに協力していくことを望んでいきます。
そして、王の心にある苦しみを感じます。その苦しみは人々に与えてしまった苦しみ。その苦しみを王は自分の心に刻み込んでいたのでした。
王に、その苦しみをどうしていきたいか聞いてみると、王は人々の苦しみは決して忘れてはいけない、と言います。その苦しみを解放してしまうと、その想いを感じることが出来なくなってしまうと言います。
王はその苦しみを体の中から取り出し、いつも見える部屋の上部に額に飾り、人々の苦しみをいつも見えるようにしました。
その思いを知った息子は、父に対して、
「今、本当に父の思いがわかった。父は不器用な人だった。本当はとても心優しい人だった。国民をとても愛し、どんな思いで国民を守ってきたのか、国を治めていたのか、僕は若いからわからなかった。国民を守るために悪者になっていた、父の苦しみや思い。本当はこんなに苦しい思いを抱えていたこと。お父さんの気持ちを本当に理解していなくて、争ってばかりいて本当にごめんなさい。どんなに自分が愛されていたのかもわかった。」
と心の変化を感じていきます。そして、父に思いを伝えます。
「父君が本当にそのように国民を愛していたと知らずに失礼しました。多くの人に愛するべき人だと思います、素直な想いを出せないまま誤解したまま終わっていたのはあまりに悲しすぎました。父の想いを知ることが出来て本当に良かったです。父君、ご自身を大切にしてください。私は父を愛しています。そして、尊敬しています。」
父は息子に言います。
「本当にまっすぐなやつだ。まっすぐな思いを大切にしていきなさい。つらくても信念をまげなくてもいい。お前は何も間違っていない。自分の選択したことを後悔するな。自分を信じていきなさい。後悔だけはするな。」
そして、親子で抱きしめあうと、父の本当の苦しみや心の奥の想いがどんどん伝わっていきました。そして、父から息子に対しての深い愛を感じることが出来ました。
そして、さらに息子は感じていきます。
「こんな争うばかりの時代だけど、きっとこれから平和な国が作れる時がいつかくるはず。その時にはもっとたくさんの人、笑顔が作っていけるような力を尽くしていきたいと思います。」と。
そして息子は、その前世では、なしえなかった望み、護衛や家臣たちのいない中で、父と二人だけでの散歩をしたいと望みます。
そして、父と手をつなぎ二人で散歩をし、感じました。
『心の奥底に信頼関係がある人と、ただ一緒にいるだけで、どれだけ心が安らぎ、幸せを感じるということ』
・幸せな世界とは、相手の物を奪い合い、争うのではなく、自分が人よりたくさんの物を持つことでもなく、みんなが笑顔になること。
しがらみから、離れていくと、大切な場所に行きつくことが出来る。それが幸せに繋がっていく。
しがらみがなくなれば、本当の自分の気持ちを沢山感じることが出来、そのうえで人に言葉で伝えていくことで相手にも伝わっていく。
本当は心が通じ合うことだと感じていきます。
そして、セッションでは、臨終を迎え、息子の一生を振り返り、この人生の学びを感じていきます。
父が自分の墓であるピラミッドの前で泣き崩れています。
「本当は息子を助けたかった。こんな俺を許してくれ。愛していたのに。とてもつらかった。」
息子はその姿を見てこう感じます。「お父さん、ありがとう。次は、いい時代でこの平和にしていくこの思いを受け継いでいきたい」
息子であるMさんの前世での振り返り
・この人生の学び 「愛」
・学んだこと 「正義を押し通すことが必ず幸せにつながるとは限らないこと」
・この人生の課題 「父を幸せにしたかったこと」「人々を幸せにしたかったこと」
・メッセージ 「戦っていても、憎しみ合っても幸せになれない。それぞれに持っているものが違うことを大切にする。お互いに支えあう。」
＜ハイヤーセルフからの対話、メッセージ＞
・魂の役割は？
家族を大切にすること、その中で、自分の幸せは実現できる。
・今感じている家族とのずれはどうやって解消していけばいいですか？
もっとご両親を感じていくこと。表面的ではなくもっと深く。そのためには、日常の会話にヒントがあるから、もう少し、観察をすると、本当の思いがわかります。誤解をしないために、いつも自分のフィルターから感じていると、本当の相手も思いが理解できないので、よく観察していくことで相手を理解できるようになっていく。ご両親の幸せが自分の幸せにもなっていく。
・世界を良くしたい思いどうしていけばいいですか？
自分の役割はもうよく分かっているはず。
自分をもっと外に出していくこと。もっと自分の経験や体験を人に話していくこと。
色んな思いをしている人が世の中にいるから、その人たちに伝えることで励みになっていく。
人を深く理解するために、まずは自分をもっと見つめて、自分をもっと知ったほうがいい。するともっと人の想いもわかる。
今のまま続けていけばよい。家族とも分かり合える。納得できる。自分の想いに素直に生きていけ場、ほしいものは手の中に入ってくる。
＜未来世＞
結婚をして子供を連れて、家族の元へ遊びに行っている姿。
みんなでお茶を飲みながら笑っている。みんな笑顔。とても幸せ。
・未来の自分からのメッセージ
「今は大変だけど、あきらめちゃだめだよ。ゆっくり上っておいで。必ずなれるから大丈夫。」
この国王とMさんの今のお父様と重なるところがあったそうです。
家族での摩擦や自分を出せない辛いを長年抱えてきていました。
その思いも、その原因もわかり、これから和解していく方法をご自分の中で、答えを受け取られていきました。
人には外からは見えない本当の想いがあります。
その本当の想いを知り、理解できたとき、和解し合えるのだと教えてくださいました。
そして、人には奥に深い愛があることを、教えてくださいました。
これからの幸せな未来に向けて、ますます輝かれて行ってくださいね。
Mさん。いつも応援しています。
❀ヒプノセラピーのアンケート❀
(Mさん、今までヒプノセラピー受けた回数：３回以上、４０代、女性）
1. ヒプノセラピーのセッションは五感のどこで感じましたか？ 感覚
2.ヒプノセラピーのセッションは今回で何回目ですか？受けましたか？
前世療法、未来世療法、ハイヤーセルフ
3.ヒプノセラピーを受けて見て気づいたことやわかったことは何ですか？
沢山泣きました。体が重い感覚、つらい気持ちを沢山感じました。
自分の本当の思いを貫き通したくてもできない、つらい思いを沢山感じる
セッションでした。でも、その奥にある本当の想い、愛の深さなど、
たくさん学ぶことができました。
4.ヒプノセラピーを受けて、気づいたことやわかったこと、受け取ったメッセージなど
ありましたか？
どんなにつらいことがあっても、自分の本当の思いを大切にして、後悔しないように
生きていきたいと思いました。
人の気持ちはわかっているつもりでも、わかっていないことの方がとても多いから
謙虚な気持ちで人と触れ合っていくことが大切だと思います。
理解されないことや傷つくことなど、結果を恐れずに正直な気持ちで人と向き合って
行きたいと思います。
5.ヒプノセラピーを受けて印象に残っていることは何ですか？
セラピーで出てきたエジプトの父王が息子や国を想う深い愛。
自分がつらい思いをしても、大切にしたい、守りたいものがあることは強いことだと
思いました。
6.セラピストの印象はどうでしたか？
カウンセリングで良く話を聞いてくれて、頭が整理される感じがしてよかったです。
セッションも、その場の臨機応変に対応してくれて良かったです。
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